優しい風について

はじめまして。『優しい風』代表の桐淵良美と申します。

『発達支援コミュニティハウス 優しい風』は、子育てや福祉にかかわる集いの場として2021年に前橋市元総社町で活動を始めました。

私自身、一卵性双生児のダウン症の息子たちとその下の娘、計3人を子育て中の母でもあり、毎日バタバタと忙しくも賑やかに過ごしています。

そんな日々の様子を『双子ダウンちゃんのママ』というブログに綴っていると、同じような境遇のママたちから質問や相談の声が寄せられるようになります。
思いがけず障害を持つ子の親になって混乱されている方、「何をどうしたらいいの？」「どこに、誰に何を聞けばいいの？」と悩まれている方が多くいるのだと実感しました。

１人ひとり関わり方が違う子育てに苦戦しながらも、親子で安心できる幸せな毎日を送るためにはどうしたらよいのだろうか。
それは、皆さんと同じように手探りで子育てをする自分自身に対する問いでもありました。

息子たちの誕生をきっかけに立ち上げた『NPO法人つなぐ』で活動する中で学んだのが、「“適切な環境”と“正しい知識”に基づいた教育・療育を行えば、子ども達の未来が変わる」ということです。

保護者の方々も、悩みを共有しながら子どもへの関わり方をともに学ぶことで「一人じゃない」という安心感を得ることができます。リラックスして育児にあたれば、子どもたちものびのびと育ちます。

このような経緯から、互いに関わり合う場を作ることで皆のまわりに優しい風（環境）が吹いてほしい..と願って『優しい風』はスタートしました。

より良い社会を目指すのは、より良い未来を子ども達に手渡したいから。
それにはまず、親も子も満たされた幸福な毎日を送ることがはじめの一歩ではないかと考えています。

より良い未来を共に考え、共に実現していく。
それがわたしたちの活動の核になるところです。

少しでも共感いただけましたら、お子さんの障害の有無に関わらず、気負わずイベントに参加や活動を覗いていただければ嬉しいです。